ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください
前回、キーラの頼みで彼女がノヴィグラドから注文したという荷物を探しに行ったゲラルト。しかし、その荷物の中身は彼女が言っていたような貴重な研究材料ではなく高級な肉やワインでした。
サイドクエスト 友人との接し方
キーラにわけを聞くと、彼女はこの沼地から一晩だけ抜け出したいのだと語りました。
月夜にワインを片手に美味しい食事を楽しむ……。そんな優雅な食事のお相手となる王子様役にはゲラルトが指名されました。
選択肢は「喜んで」か「ウィチャーはジゴロじゃない」の二択。
ここまでずっと彼女の言いなりだったので、「ウィチャーはジゴロじゃない」と冷たくあしらってみます。
すると、「お高くとまらないでよ。別に襲っちゃおうって訳じゃないわ。楽しい夜を過ごしたいだけ」と軽いノリで再度誘われます。
そういうことならと、彼女に付き合うことにしました。
キーラは魔法でネズミを馬に変身させ、自分とゲラルトの服を品のいい服に変えました。二人で白馬に乗って目的地に向かいます。
そこには豪華なディナーが用意されていました。
ゲラルトがごちそうの費用のことを気にすると、キーラは「懐があたかかくなる予定がある」と言います。それに塔の研究所に死体や書類が残っているかゲラルトから聞き出そうとしてきます。やはりキーラはゲラルトに隠して何か企んでいる様子です。
ゲラルトが訝しむとキーラは話題を変えました。
ゲラルトはただの友人として呼んだわけではない、と意味深な発言をするキーラ。「どう?」と聞かれたゲラルトは……。
選択肢は「断るわけないだろ」、「そんな気分じゃない」、「悪いが、もう恋人はいる」の三択。
ゲラルトがどう思っていたかはわかりませんが、ここはプレイヤーとしてゲラルトの貞操を守ります。
それにゲラルトの恋人であるイェネファーはキーラと同じ女魔術師で、三人は共通の知り合いです。女魔術師二人とウィッチャーのドロドロの三角関係はマズすぎると思います。
恋人はもういると答えると、キーラは「あなたは古すぎる」とご機嫌を損ねてしまいました。でも一緒に星を眺めるだけならいいでしょ、と言われ、ゲラルトとキーラは星を眺めることにしました。
並んで星空を眺める二人。キーラが「星座の名前を教えてあげる」と言ってゲラルトの耳元で何かを囁くと、ゲラルトは意識を失います。目覚めると、キーラの姿はありませんでした。
キーラはやはり何か企んでいる。彼女の行動を案じたゲラルトはファイク島の塔に向かいます。
〈サイドクエスト 友人との接し方 完了〉
サイドクエスト 学問の進歩のために
キーラと戦闘
塔に着くと、アレクサンダーの研究書類を携えたキーラが出てくるところでした。やはり彼女は元からアレクサンダーの研究を得ること目的にしていたようです。
彼女は、アレクサンダーが行っていたカトリオナ病の研究結果をラドヴィッドに差し出し報酬を得るのだと語ります。キーラはラドヴィッドが病の治療薬やワクチンを欲しがると考えているみたいです。
詳しいことはわかりませんが、ラドヴィッドは女魔術師会に遺恨があるようです。しかしこの研究結果があればラドヴィッドが過去を水に流し、報酬を渡すだろうとキーラは信じているようです。
一方のゲラルトはラドヴィッドは疾病の治療法に興味はないし、遺恨を水に流すこともないと確信しています。ラドヴィッドに疾病の研究データを渡すのはかなり危険な行為のようです。
「行かせることはできない」という選択肢を選ぶと、キーラと戦闘になりました。キーラはゲラルトの剣によってあっさりと倒れます。ゲラルトはキーラが塔から回収した研究書を燃やしました。
メインキャラクターだと思っていたキーラと戦いになり、彼女があっさりと死んでしまったのは衝撃でした。
それと同時に後悔の念が沸いてきました。嘘をつかれ、いいように操られてきましたが、彼女を斬り捨てて終わりにするのはかなり後味が悪いです。
というわけでロードしてやりなおしました。
キーラを説得
ゲラルトはラドヴィッドが研究結果を手に入れれば、彼は病の治療に使うのではなく病原菌を戦争に利用するだろうとキーラを説得します。
キーラは「ニルフガード軍が剣で殺されようが、細菌に殺されようが同じことだ」と言い張ります。しかし、ゲラルトは「疾病は制御できないし、危険すぎる。剣を持った兵士は違う。同じじゃない」と冷静に返します。
それに反論できなかったキーラは感情的になります。
フォルテスト王の相談役で女魔術師会の一員のこのキーラ・メッツがシラミに食われている。もうこの沼地には我慢できない。それに遅かれ早かれラドヴィッドの兵が私を捕らえる。研究を手に、直接交渉する以外に道はない、と切羽詰まった様子です。
そんなキーラに、ゲラルトは「ケィア・モルヘンに行け」と勧めます。そこならレダニア軍もニルフガード軍も手は届かないし、贅沢はできないがヴェレンよりまともなベッドで寝られる、と。
するとキーラは納得したようでした。彼女としても、ラドヴィッドとの直接対話はハイリスクだと思っていたのかもしれません。
話がまとまったところでキーラから研究書を預かり、彼女に別れを告げました。彼女は「さよなら」じゃなくて「またね」ね、と言って去りました。
〈サイドクエスト 学問の進歩のために 完了〉
今回はロードして巻き戻すという暴挙に出ましたが、選択肢次第で展開が大きく変わることに驚きました。
そして細菌を戦争に使うことの危険性を語るゲラルトの冷静な言葉にも感心しましたし、なんにしても、今度はキーラを殺さずに済んでよかったです。
こんなに長く深い話を追ってきましたが、ファイク島の呪いを解くところからキーラの謀略阻止に至るまではあくまでもサイドクエストのひとつなんですよね。
本筋とは別枠の話がこんなに入り組んでいるとは。ウィッチャー3、スゴいです。
他にも怪物退治のサイドクエストやマップ上の未探索ポイントなどまだまだ寄り道できそうなのですが、ここらへんで本筋に戻ってシリが接触したクルックバック湿原の魔女探しを続けます。
次回へ続く……。