ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください
前回、キーラの頼みごとに片を付けたゲラルト。本来の目的であるシリ捜索に戻ります。現段階の目的は、シリが接触したというクルックバック湿原の魔女たちに会うことです。
メインクエスト 森の貴婦人たち
老婆と魔女
湿原で奇妙な像とお菓子の飾りを見つけたゲラルト。クッキーを砕くと、そのかけらはウジ虫の姿に変わりました。お菓子は邪悪な魔法で作られたものなのでしょうか。
どうやら、ここが〈ごちそうの道〉のようです。辿っていけば魔女たちに会えるはずです。
獲物を誘い込む罠のように飾られたお菓子を辿っていくと、小さな集落に着きました。
そこには子供たちの姿がありました。彼らは戦争孤児で、ひとりの老婆と共にここに住んでいるそうです。
そこへ老婆が姿を現しました。ゲラルトはシリのことや湿原の魔女のことを訊ねますが、老婆はなにひとつはっきりした返事をしてくれません。その老婆が魔女なのかと思いましたが、彼女は自分は魔女ではないと否定します。
老婆はそのまま家に引っ込んでしまいましたが、子供たちが気になることを言っていました。
沼地に物知りのジョニーが住んでいること、最近ひとりの子供がいなくなったこと、老婆が豚肉入りのスープを食べさせてくれること。
農耕も畜産もできないような荒れた沼地の、老人と子供だけが住む集落。そんな場所でで豚肉ってまさか……。
嫌な想像をしつつ、子供たちから話を聞いてみます。
子供たちの話によると、やはり沼に住むジョニーに話を聞くのが良さそうです。しかしそれ以上の話を聞こうとすると老婆に止められてしまいました。
ゲラルトはジョニーの住処を聞き出すため、子供たちに老婆の注意を引きつけておいてほしいと頼みます。子供たちは、ゲラルトがかくれんぼに付き合ってくれるなら頼みを聞くと言います。
というわけで、ゲラルトはかくれんぼの鬼役をすることになりました。目を閉じて数を数えている間に子供たちはあちこちに隠れたようです。
ゲラルトはウィッチャーの感覚を研ぎ澄まして子供たちの痕跡を辿り、簡単に彼らを見つけ出します。こんなにおとなげないかくれんぼをしていいんでしょうか。
とにかく子供たちは満足して、老婆をどこかへ連れ出してくれました。その隙に、ジョニーの住処を知っている子供に話を聞きます。丁寧に頼むと、その子はジョニーが住んでいる場所を教えてくれました。
さっそくジョニーに会いに行きます。
沼地のジョニー
ジョニーの住処は小さな洞窟でした。ゲラルトが外から呼びかけるとジョニーが出てきました。彼は子供のような姿をしていますが人間ではなく、ゴドリングという種族のようです。
ジョニーはシリの姿を見たようですが、何らかの理由で声が出せなくなり、話すことができないようです。ゲラルトが何かできることはあるかと尋ねると、ついてくるように言われます。
そこには鳥の巣がありました。群がってきたハーピーを倒し、巣を漁ると謎の瓶を発見します。
瓶をジョニーに渡すと彼は声を取り戻し、堰を切ったように話し出しました。
ジョニーは妖婆の呪いで声を失っていたようです。彼はシリが村に向かうところを見ていました。
そして老婆は孤児の面倒を見ているだけで魔女ではないこと、魔女はずっと昔からこの土地に住んでいて残忍な性格であること、姿は見えなくてもここら辺のことは何でも知っていること、向こうに会う気がない限りは会おうとしても会えないことを教えてくれました。
老婆はよそ者には何も話してくれないだろう、とジョニーは言います。代わりにジョニーが老婆と話してくれることになりました。
ジョニーに説得され、老婆はゲラルトを〈貴婦人たち〉のもとに案内してくれました。
湿地の魔女たちには、妖婆、姉妹、貴婦人たちなど複数の呼び名があるようです。
老婆が怪しげなタペストリーに手を触れると、〈貴婦人たち〉は老婆の声を借りて話しはじめました。
〈貴婦人たち〉はゲラルトに取引を持ちかけました。ダウンウォレンという村が抱える問題を解決すれば、シリの話をしてくれるそうです。
〈貴婦人たち〉はゲラルトに短刀を託します(実際に手渡しているのは老婆ですが)。これをダウンウォレンの長老に見せれば彼は話をしてくれるそうです。そして村の問題を解決した暁には必ず報酬を受け取るようにと念を押されます。
サイドクエスト 囁きの丘
ダウンウォレンの異変
さっそくダウンウォレンに行き、長老に短刀を見せます。そして困り事は何なのか聞きました。
長老によると、この村では数年前から異変が起きているそうです。村人たちの歯は黒くなり、女たちは異様に諍い合い、子供たちは不自由な体で生まれてくるようになってしまったのだとか。
さらに、〈囁きの丘〉という場所に引き寄せられるように出向き、命を落とす犠牲者が続出しているそうです。そこに近づいたものは帰ってくることはなく、死体は野晒しになったままだそうです。
ゲラルトは囁きの丘の様子を見に行くことになりました。
丘に近づくと、立ち去れという女性の声が聞こえてきます。声は丘の上に立つ大木の根元から聞こえてくるようでした。
入口を見つけて地下へ潜ると、木の根の中で禍々しい塊がうごめいていました。脈打つ血管に覆われた巨大な内臓に植物の棘が生えているような見た目です。
この塊が声の主である木の亡霊のようです。彼女はもともとドルイド会に関連する魔術師だったようなのですが、湿原の魔女たちに身体を破壊され、ここに封印されたようです。
木の亡霊
ゲラルトは彼女にここから解放してほしいと頼まれます。魔女の姉妹は湿地の村の子供たちの命を奪おうとしている。私ならそれを止められると彼女は言います。
選択肢が出ましたが、子供たちを救えるならばと彼女の言うことに従うことにしました。
彼女を解放する儀式を行うため、言われた通り、カラスの羽、彼女の骨、黒い馬を用意します。
カラスの羽はジョニーの声を探す時に拾っていました。
骨は彼女が教えてくれたお墓からとってきます。
黒い馬は近くの十字路で探します。見つけた馬にアクスィーを使って連れてきました。
無事儀式の用意が整ったところで、再度選択肢が出ます。儀式を行うか、彼女を倒すか。
何度も「本当にいい?」と聞かれている感じで不安になってきましたが、当初の目的通り儀式を行います。
すると馬に木の亡霊が乗り移り……。
彼女は生きている感覚と自由のよろこびに浸りながら去っていきました。
木の亡霊が乗り移った馬の目が怪しく光っていたことと、彼女が去った後のゲラルトの苦々しげな表情が気になります。
このやってしまった感はなんでしょうか。
次回へ続く……。