メイロのゲームパノラマ

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#12 村を救った報酬に片耳を差し出してくる長老〈ウィッチャー3〉

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 ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください

 

前回の記事

 

前回、シリの行方を知るため湿地の魔女と取引をしたゲラルト。ダウンウォレンの異変を解決するため木の亡霊を解放しました。

 

 

サイドクエスト 囁きの丘

 

ダウンウォレンの長老に木の亡霊を倒したのではなく解放したと告げると、彼は困惑したようでした。

 

そういえば村人たちの安全のことを全然考えていませんでした。確かにこの方法では不安が去ったとは言えません。むしろ恐怖の元凶が自由の身になったということに……。

 

とはいえ長老はそれで納得するしかなかったようです。貴婦人たちの望む報酬を差し出すと言って、短刀を手にどこかへ行きました。

 

帰ってきた長老は、自分の耳を片方切って持ってきました。

 

このゲームをやってて一番「何やってんの!?」と突っ込みたくなった瞬間です。さすがのゲラルトも「一体なんのつもりだ」と引いています。

 

長老は、よそものにはわからないだろうが、これがヴェレンでのやり方だと言います。神も君主もいないこの土地では、自ら庇護してくれるものと取引するしかない、と。

 

湿原の村に戻って長老の捧げもの(耳)を捧げると三人の魔女が現れました。

 

魔女の姿はタペストリーの姿とはあまりにも違うおぞましい姿でした。クルックバックの魔女、貴婦人たち、三姉妹……色々な呼び名がありましたが、やっぱり妖婆という呼び名が一番正しかったようです。

 

シリはやはりここで魔女たちと接触していたようです。魔女たちは疲れ果てたシリを保護するふりをして、ワイルドハントに差し出そうとしていたようです。

 

しかし、魔女たちは「彼女の全てを差し出す必要はない(ちょっとぐらいつまみ食いしてもいい)」という屁理屈でシリを食べようと考えていたようです。その話を聞いていたシリはなんとか沼地から逃げきったようでした。

 

得られた情報はそれだけでした。

 

木の亡霊は約束を守り、村の子供たちを魔女たちのもとから連れ去っていたようでした。魔女たちはご立腹です。しもべとして使っている老婆をあとでお仕置きすると言っています。

 

最初は老婆が身寄りのない子供たちをスープにしているのではと疑っていましたが、老婆は魔女たちに従っていただけのようです。魔女たちには逆らえないながらに、なんとか子供たちを守りたいとは思っていたようです。

 

ここでゲラルトは老婆の腕に刻印があることに気づきました。彼女こそが男爵の妻、アンナだったのです。

 

アンナは男爵との子供を望んでいなかったため、その問題を解決するために魔女と契約したようです。死産というかたちでその契約が叶えられるのは想定外だったようですが……。

 

それから彼女は契約に縛られ、ここで魔女のしもべにされているようです。話を終えると魔女もアンナも姿を消しました。

 

〈サイドクエスト 森の貴婦人たち 完了〉

 

メインクエスト 家庭の事情

 

男爵とアンナの過去

 

アンナが魔女たちのしもべとして湿原にいることを男爵に報告に行きます。湿地での話を男爵に伝えると、彼はショックを受けたようでした。

 

男爵は、どうして夫婦の関係が歪んでしまったのかを語り出しました。

 

二人の出会いは、男爵が怪我を負ったのがきっかけでした。怪我をした男爵と、彼の手当てをしたアンナの間に愛が芽生えたそうです。二人は幸せな結婚をし、やがてタマラが生まれました。

 

その頃、男爵はほとんどを戦地で過ごしていたようです。

 

ある日家に帰ると、手紙が残されていてアンナとタマラは居ませんでした。手紙には、アンナはもう男爵を愛していないこと、幼馴染の男性との間に真実の愛を見出したことが書かれていました。

 

アンナを愛し、信じ、戦地でも浮気をせずに一切の誘惑を絶っていた男爵はかなりのショックを受けたようです。

 

男爵はアンナとタマラ、そしてアンナと共に逃げた男を追いました。彼らを見つけた時、男爵は我を忘れてその男を殺害し、遺体を犬に食わせたといいます。

 

アンナはナイフで男爵に切りかかり、その時初めて男爵は妻に手をあげたそうです。

 

男爵は妻と娘を連れ帰りました。しかし、アンナは男爵を許すことはなく、激しい怒りはやがて無関心へと変わっていき、以前の夫婦に戻ることはなかったようです。

 

さらに戦場で安酒を浴びるように飲む習慣がついてしまった男爵は、この頃すでにアルコールを手放すことができなくなっていました。

 

そのようにして男爵一家はここまで生きてきたようです。アル中で暴力男の男爵が悪いとばかり思っていましたが、男爵もアンナの裏切りによって傷つけられた過去があったようです。

 

男爵はアンナを魔女のしもべにしたまま沼地に置いていくわけにはいかないと言います。彼は部下を引き連れて妻を連れ戻しに行くようです。

 

男爵はその前に、約束通りシリの話の続きをしてくれました。そういえばそれが目的だったのを忘れていました。シリの行方を聞くためにタマラとアンナの居場所を探していたのでした。

 

シリの行方

 

前回の話は、男爵が傷ついたシリを助けて、馬で競争し、怪物が襲ってきたところまでで終わっていました。

 

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襲ってきた怪物はバシリスクでした。シリと男爵は剣を抜いて戦いますが、男爵が塔の最上階まで連れ去られてしまいます。絶体絶命の状況に追い詰められた男爵。シリは空間移動の能力を使って男爵を助けます。

 

しかし、能力を使ったことでワイルドハントにかぎつけられたことを悟ったシリは、クロウパーチを出ていくことに決めました。行き先はノヴィグラド。そこで女魔術師を探す計画だったようです。

 

男爵の話はこれで終わりでした。

 

ゲラルトは次の目的地をノヴィグラドに定めます。

 

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男爵はこれ以上シリに関する情報は持っていないが、できればアンナを連れ戻すのに協力してほしいと素直に頼んできます。

 

本来はシリを追うべきですが、男爵一家のことが気になるので承諾しました。

 

すると、突然扉が開き謎の生き物が突入してきました。身長は幼児ぐらいで、人っぽさはありますが人間とは思えない醜い生き物です。鳴き声のような声は出すようですが、言葉らしい言葉を話すことはなく、意思疎通もできないようです。

 

男爵たちはその生き物をウーマと呼んでいるようです。男爵はウーマをカードの賭けで手に入れたのだとか。

 

奇妙な話ですが、男爵はウーマの目に知性を感じると言います。人間には見えないが、怪物とも思えない。しかし、危険ではないし、皆の気晴らしにもなるということでここでペットのように可愛がられているようです。

 

それはともかくとして、さっそく男爵はここを出発するようです。ゲラルトと男爵はダウンウォレンで合流することになりました。

 

〈メインクエスト 家庭の事情 完了〉

 

サイドクエスト 再びクルックバック湿原へ

 

ダウンウォレンに行くと、辺りは血だらけで、村人の死体があちこちに転がっていました。生きているのは長老だけです。

 

長老は「黒い雌馬がやって来て皆を狂わせた」と話します。村人たちは兄弟で殺し合い、赤ん坊までもが親に殺され……。それは村人が死に絶えるまで続いたようです。

 

どうやら、木の亡霊は自分を倒すことをゲラルトに依頼した村人たちに復讐をしたようです。

 

やっぱり木の亡霊を解放したのはマズかったようです……。湿地の子供たちを救うという約束は果たしてくれたものの、彼女の残忍さは底知れません。

 

とにかく今は男爵とその部下とともに湿原の村に向かいます。

 

次回へ続く……。