メイロのゲームパノラマ

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#8 ハエとネズミと心霊現象だらけの塔に突撃〈ウィッチャー3〉

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 ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください

 

 

 

前回、キーラに「頼みたいことがあるから後で家に寄って」と言われたゲラルト。死者と対話できるという魔法のランプのことも気になるので早速キーラに会いに行ってみます。

 

サイドクエスト キーラ・メッツからの誘い

 

キーラの自宅へ行き、彼女と話します。

 

キーラの頼みは「この村の近くにあるファイク島の呪いを解くのを手伝ってほしい」というものでした。島ではかつて農民たちが惨殺されるという事件があり、強い呪いによって誰も近づくことができなくなってしまったそうです。

 

ちなみに彼女が島の呪いを解きたがっているのは善意からではなく、村人にせがまれているためだそうです。魔術師が迫害されている今、村人たちの機嫌を損ねて彼女の存在が密告されれば縛り首になりかねないとキーラは案じている様子です。

 

呪いを解く手がかりとして、彼女は亡霊たちの声を聞くことを提案します。彼女がエルフの遺跡から持ってきた魔法のランプがあれば、島で亡くなった亡霊たちの声を聞くことができるようです。

 

なんだかまたキーラに都合のいいように話が進んでいますが、「終わったらそのランプをあげる」と言われたのでしぶしぶ手伝いを承諾しました。

 

島の魔力が強すぎてキーラはついてこられないそうですが、離れていても会話ができるアイテム、ゼノヴォクスを使って指示をしてくれるそうです。

 

命令ばかりでゲラルトへのいたわりの言葉がほとんど聞けませんでしたが、そんなキーラを後にしてゲラルトは島へ向かうことになりました。

 

〈サイドクエスト キーラ・メッツからの誘い 完了〉

 

サイドクエスト ネズミの塔

 

呪われた島

 

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小舟に乗って島に向かいます。上陸して少し進むと塔が見えてきました。

 

空気感がおかしいところで魔法のランプを使うと、死者の声を聞くことができました。しかし、言葉を交わすことはできず、死者が死の直前に行っていた言動の再現が見られるだけのようです。

 

かつて、ここにはウセラドという貴族とその一家が住んでいました。飢餓に苦しむ農民たちは、民を顧みず食料を浪費する貴族に恨みを募らせて貴族一家を襲撃したようです。

 

襲撃の前に、農民は食料を分けてもらえるよう嘆願していたのですが、その農民たちはウセラドの命により毒殺されてしまったそうです。そんなこんなで一家が恨まれるのも無理はなかったようです。

 

塔の中にはハエやネズミがはびこっていて、衛生的にかなり危ない状態でした。ゲラルトは平気そうですがウィッチャーは病原菌にも強いのでしょうか。

 

塔を登っていくと、もはや生者はいないはずなのに扉を叩く音が聞こえたり家具がひとりでに動いたり……。さながらホーンテッドマンションのようになってきました。

 

ホラーゲームだったらたぶんビックリしているのでしょうが、もう亡霊の姿も見てしまっているし、幽鬼のオイルも持っているし、物理的に倒せるという自信があるので不思議と怖さを感じません。

 

アナベルの霊

 

最上階に着くと、そこは研究室になっていました。残されていた記録によると、アレクサンダーという魔術師がここで疾病の研究をしていたようです。研究にはネズミと菌が用いられ、人体実験も行われていたようです。

 

すると、若い女性の亡霊が姿を現しました。他の亡霊と違い、彼女はゲラルトに話しかけてきました。

 

彼女はウセラドの娘、アナベル。ここでどんな惨劇があったのか話してくれました。

 

ここは元々アレクサンダーが所有する塔で、貴族の一家は戦争が終わるまでここに逃げてきていたようです。しかしそこに農民が押し寄せ、アレクサンダーも、他の皆も死んでしまいました。彼女は襲撃の際、アレクサンダーから「農民に見つかった時に飲め」と言われ、ある薬を授けられたそうです。

 

農民たちに見つかってしまった彼女は薬を飲んだそうです。その場には彼女の恋人のグレアムという男性がいたようなのですが、農民の数が多く、グレアムは彼女を助けられなかったようです。

 

彼女が飲んだ薬は眠り薬だったようです。目が覚めた時には周囲には誰もおらず、何百匹というネズミだけがいたそうです。眠り薬によって麻痺が残り、体を動かせず声も出せなかった彼女は、生きながらにしてネズミに体をかじられ続けたようです。

 

農民に襲われたときにグレアムが彼女を助けられなかったのは仕方ないとしても、その後も彼が助けに来なかったことでアナベルは彼に見捨てられたと感じたようです。今ではアナベルの愛はグレアムへの強い憎しみに変わったようです。

 

ゲラルトは「塔の中で、新しい死体を見つけた」と彼女に話します。確かに、何者かに襲われたらしい、死後それほど経っていない死体を見つけていました。死んでいたのは金目のものを漁りに忍び込んできた泥棒だったようですが、彼らを襲ったのは……。

 

彼女はなぜ私を責めるのと逆上します。死体の話はうやむやになりましたがゲラルトは彼女が他の亡霊や幽鬼と何かが違うことが気になっているようです。

 

アナベルの呪縛

 

彼女の強い憎しみがこの島の呪縛の元になっている。そう考えたゲラルトは、彼女を解放する方法を探します。

 

彼女は愛を誓ったグレアムに自分の骨を埋葬してもらえば解放されるかもしれないと言います。彼女によるとグレアムはまだ生きているそうです。

 

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ゲラルトは「わかった」と答え彼女の望みを受け入れるか、「君を信用できるかわからない」と答えるかの選択に迫られます。

 

彼女の死は悲劇でしたが、やはり新しい死体のことと、彼女が時々妙に話を逸らすことが気がかりです。それにアナベルの発言はちょいちょい鼻持ちならないところがあるんですよね。特権意識が漏れ出しているというか。聞いてもいないのに私は美しかったから、とか私は領地を受け継ぐべきだった、とか喋り出すし、言葉の端からナチュラルに庶民を見下している感じも見えました。

 

ということでここは「君を信用できない」と答えてみます。

 

すると彼女はペスタという幽鬼となって襲ってきました。ゲラルトは彼女を退散させましたが、倒すことはできませんでした。やはり彼女の望みを叶える以外に呪いを解く方法はないようです。

 

しかし、アナベルが提案したように彼女の骨をこの島から持ち出すという方法は危険だと判断したゲラルトは、グレアムをこの島に連れてくることにしました。

 

次回へ続く……。