前回、ディクストラの依頼を受けて財宝泥棒の調査を進めたゲラルト。ディクストラが連れてきたトリスと話をすると、彼女は「計画がある」と提案してきました。
女魔術師の計画
トリスの作戦
トリスの指示通り、真夜中に永遠の炎教会の前で彼女を待ちます。するとトリスが現れて計画の内容を話してくれました。
彼女の計画とは「ゲラルトがトリスを捕まえたことにして永遠の炎教団に彼女を引き渡し、メンジと面会する」というものでした。
ゲラルトはその計画はトリスにとって危険すぎると反対します。しかし、堅固な守りに固められた教団内に入り込み、メンジと対話するにはこの方法しかありません。ダンディリオンの命、そしてシリへの手がかりがかかっています。トリスに説得されたゲラルトは、しぶしぶこの作戦を実行することにしました。
これまでノヴィグラドをうろついてきた中で、ウィッチハンターが魔術師たちにどんな仕打ちをするかはたびたび耳にしています。彼らは捕らえられて火あぶりにされるだけではなく、爪をはがされる程度では済まないほどの拷問を受けるらしいことはトリスもゲラルトもわかっているはずです。
トリスはそれも覚悟の上らしく、「私はどんな目に遭っても耐えて生き抜くから必ず計画をやり抜いて」と健気な言葉を投げかけてきます。しかし、ゲラルトが乗り気ではないのと同様に、プレイヤーとしてもこれからどうなっちゃうんだろうという不安に苛まれます。
おとりになったトリス
そんな気持ちのまま教団の門までやって来て、ウィッチハンターに「メリゴールドを捕まえた」と話すと、ゲラルトとトリスは中に入ることができました。トリスはお尋ね者としてポスターが張り出されているほどの賞金首であるため、「トリス・メリゴールド」の名を聞き彼らは興奮した様子です。
ウィッチハンターたちはトリスを殴りつけ、舌を引っこ抜いてやるとまくし立てます。ゲラルトがメンジと対話するのを待つ間もなく、トリスはすぐにでも痛めつけられそうな雰囲気です。ここで演技に徹してメンジと会わせてくれと言うか、ウィッチハンターを止めるか、選択に迫られます。
ウィッチハンターにトリスに手を出すなと告げると戦闘になってしまいました。ウィッチハンターが次々に襲いかかってきて苦戦する中、トリスも魔法で援護してくれました。なんとか彼らを切り伏せて、最後に待ち受けていたのがメンジでした。なんか会話があるのかと思ったら特にそういうことはなく、無言でメンジと剣を交えます。
結果、メンジの口からなにひとつ情報を得ることはできませんでしたが、無実の魔術師たちを火あぶりにしてきたメンジをイグニの炎で葬ってやったのでスッキリしました。
手紙と鍵
トリスと一緒にメンジの部屋を探ると、メンジが諜報員とやり取りをしていたらしい手紙を発見しました。内容を知るには暗号を読み解く必要がありますが、ダンディリオンの情報につながるかもしれません。
それと、一応ディクストラの盗まれた財宝に関する手がかりも探します。トリスがメンジの死体を調べて、彼のベルトの下あたりの裏地にカギが縫い付けてあるのを見つけてくれました。よほど大事なカギだったようですが「それって下着の内側ってこと？」という疑問が脳裏をよぎったのであまり触りたくない気もします。
収穫はこれくらいです。ゲラルトとトリスはとにかくこの場所から脱出することにしました。トリスは教団の兵舎を脱出する前にここを燃やしてしまうことにしたようです。証拠を隠すためでもありますが、これまでの教団に対する憂さ晴らしでもあるようです。
トリスは話したいことがあるから後で私のところへ来て、と言って去りました。
トリスをウィッチハンターに引き渡した時はどうなることかと思いましたが、一応彼女は無事だし最低限の手がかりだけは手に入ったので良かったです。作戦通りにトリスを引き渡し、メンジと会っていたらどうなっていたのか気になりますが、こういった選択をひとつひとつプレイヤーに委ねてくるところはさすがだなという感じです。
今回のことで、トリスに関する印象も深く刻まれました。これまでに会ったイエネファーやキーラといった魔術師たちは利己的でゲラルトを振り回しまくる印象だったので、はじめはトリスも同じようなタイプかと思っていました。ですがゲラルトやシリ、ダンディリオンのために自らを犠牲にして行動する彼女の姿を見てちょっと感動しました。
そんな思いに浸りながら外へ出ると、ディクストラの手下がゲラルトを待ち構えていました。
