前回、永遠の炎教団内に侵入しなんやかんやあってメンジを倒したゲラルト。外に出るとディクストラの手下が待ち構えていました。
メンジの諜報員
ディクストラに嘘がバレる
ディクストラの手下は「ディクストラはお前に話がある」と伝えてきました。ゲラルトは否応なしにディクストラのもとへ連れていかれます。
ディクストラは炎上する教団の近くで待っていました。どうやらゲラルトはディクストラの手下にずっと尾行、監視されていたようです。
さらに、ディクストラの財宝泥棒がダンディリオンであること、ゲラルトがそれを隠してディクストラの依頼に関わっていたこともバレていました。このノヴィグラドで彼に隠し事はできないようです。
ご立腹のディクストラとギスギスしたやり取りをしながら、ゲラルトは彼に正直な現状を伝えます。
ダンディリオンを探していること、メンジと諜報員の手紙を見つけたこと。そしてディクストラの最大の関心事である財宝は教団の兵舎にはなかったことを伝え、メンジが大事に持っていたカギを渡しました。
ディクストラは財宝が見つからなかったことに満足していないようでしたが、メンジが死亡した今となってはそれで納得するしかなかったようです。
そして諜報員の手紙についてですが、ディクストラはメンジの手紙の主である諜報員を知っていて、その手紙が示している場所を教えてくれました。意外と親切です。まだギリギリお互いの利益のために協力できる関係性ではあるという感じなんでしょうか。ともあれ、これでメンジの諜報員と接触できそうです。
ディクストラの財宝がどうなったのかは気になりますが、ゲラルトの財宝探しの仕事はここまでとなりました。
次なる目的はメンジの諜報員と接触しダンディリオンの行方を追うことです。ディクストラが教えてくれた場所へ向かい、受け渡し用の箱を見つけ、諜報員への合図としてそこにメンジの聖書を入れることにしました。
助けても感謝はしてくれないエルフ
道中、エルフの女性が男たちに絡まれているところに出くわしました。彼らは非人間族に対する差別主義者で、エルフだというだけでその女性を悪者呼ばわりしているようです。
ゲラルトが諭すと男たちは去っていきましたが、エルフの女性はゲラルトの対応を喜んではくれませんでした。
「私じゃなく自分のために、あの乱暴者達を追い払ったのね。公正で高潔な気分のために。白馬に乗った王子様気取りで。そうでしょ?」
「もう行って、ヴァット・グェン… いい、同情など必要ないし、して欲しくもない」
そう言って彼女は去っていきました。助けたんだからお礼の言葉ぐらいくれたっていいじゃんという気持ちにはなりましたが、助けてくれとも言われていないのに首を突っ込んでお礼を期待するのも確かにちょっと浅ましかったかもしれません。
この件に限らず街中では差別的な言葉が飛び交っていて、人間と非人間族たちの対立の深刻さがうかがえます。
彼女が言っていた奴らも私もここを離れることができないという言葉も印象に残りました。ノヴィグラドの閉塞感はどんどん増しているようですが、かといってほとんどの民は他に行く場所もないので住民の苦しみも増すばかりという感じです。
ファーコーナーズへ
気を取り直して目的地に向かいます。ウィッチャーの能力で諜報員の受け渡し用の箱を見つけ、合図としてメンジの聖書を入れます。これで指定の場所、ファーコーナーズに諜報員が現れるはずです。
周囲には教団関係者や信者が集まっていましたが、ゲラルトがごそごそと不審な行動をしていてもお構いなしでした。
諜報員が現れる予定の場所、ファーコーナーズはノヴィグラドの堀の外にあります。真夜中まで隠れて待っていると……。
現れたのはトリスでした。彼女はこの件を最後まで見届けるつもりでここへやってきたようです。ちなみに彼女にこの場所を教えたのはディクストラだそうです。
トリスと共に待機しているとメンジの諜報員が姿を現しました。ゲラルトとトリスは彼から話を聞こうとしますが、もちろん素直に話してくれるわけがありません。
というわけで、ゲラルトたちは少し強引な手段で諜報員から話を聞き出そうと試みます。