ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください
前回、盗賊の野営地で蛇流派ウィッチャーの尋問記録を見つけました。彼に何があったのか追ってみます。
宝探し 蛇流派の装備
盗賊の野営地を漁っていると、「尋問報告書」という記録と「蛇流派の鋼の剣」の設計図を見つけました。報告書を読むと何やら不穏な出来事があったことがわかりました。
以前、コリグリムという蛇流派のウィッチャーが、養蜂家の息子の誘拐疑惑で捕まった事件があったようです。少年の失踪はドラウナーのしわざであったことがのちにわかったのですが、その前にコリグリムは拷問を受けていたようです。
さらに彼は神明裁判にかけられ、悪霊がはびこるヴェリエレス家の地下墓地に送られたようです。そして二度と出てこなかったのだとか。
墓地とは以前強い悪霊と出くわして猛ダッシュで逃げた思い出のある、あの墓地のことでしょうか。
例の墓場に行って幽鬼を倒し、地下墓地を探してみるとコルグリムの遺体を発見しました。傍にはコリグリムの手紙と「蛇流派の銀の剣」の設計図が。
手紙は「蛇流派のマスター・ウィッチャー、邪眼のイヴァー」宛でした。ちょっと黒歴史になりそうなセンスではあるけど二つ名がかっこいい。
手紙には蛇流派の伝説の設計図を見つけたこと、誘拐の濡れ衣を着せられたがすぐ戻るということが書かれていました。
コリグリムは残念なことになりましたが、設計図はゲラルトが同じウィッチャーとしてありがたく利用させてもらうことにしましょう。
墓場の一番目立つ墓が気になったので調べてみると、フロリアンの墓でした。彼自身の悲劇と彼の周囲で起きた悲劇を思うと切ない気持ちになります。
汚れた資金
また別の盗賊の野営地を漁っていると、荷物の中から手紙を見つけました。どうやらニルフガード軍だけではなく、テメリア軍からも脱走兵が出ているようです。
しかも盗賊の集団となって同胞であるテメリアの民から金品を奪っている様子。手紙には、軍隊にいるより腹も満たされるし命の危険もなくて良い、と書かれていました。
本拠地に乗り込んでみると、その規模はかなりのものでした。
次々に現れる脱走兵を斬り倒し、一体何人斬ったでしょうか……。ついにボスの元に辿り着きました。
脱走兵のボスは盾を持っていて剣や攻撃系の印が通用しませんでしたが、アクスィーの印を使うとスキが生まれました。
脱走兵のボスはかなりの金品を集めていたようです。テントの中にはお宝や豪華なベッドが置かれていました。
久しぶりのまともな寝床ということで、ここで一休み(瞑想)させてもらいました。
そしてこの後ゲラルトがここの物資を全て持ち去ったことは言うまでもありません。
もはや正義ではなく毒をもって毒を制する感じではありますが、民間人を苦しめる悪党を成敗したのでまあいいとします。
ここの野営地から奪った物品も、この辺の鍛冶屋や宿屋にお金を落とす形で地元に還元すればOKということにしましょう。
脱走兵の黄金
マップ場の「?」アイコンを調べていると、小さなテントと血塗れになって死んでいる男を発見しました。そのそばには「諜報員の覚書」が置かれていました。
どうやら死んだ男は司令官が派遣した諜報員で、脱走兵の野営地を見張っていたようです。諜報員の男は何者かに殺されたか、狼に襲われたのでしょうか。
ちなみに覚書に書いてあった脱走兵の隠し財産は、覚書を読む前にゲラルトが既に奪っていました。
テメリアの貴重品
川のそばで何者かの遺体を発見したので調べてみると、テメリアのユリのカギを持っていました。
さらに、川には複数の死体と馬、荷物などが沈んでいました。荷物からは「血塗れの軍の命令書」が見つかりました。
命令書にはテメリアの貴族を護衛して指定の場所に届けるよう指示されていました。どうやら何者かの襲撃により貴族の護送は失敗したようです。
貴族の荷物は近くの小屋に運び込まれていました。カギがかかっている荷物もありましたが、先程拾ったカギで開けることができました。中の貴重品は預かっておくことにします。
探索完了
そんなこんなである程度探索ができたので、そろそろ宿屋で待つヴェセミルに話しかけてメインストーリーを進めていきます。
宿屋に行くと、人相の悪いゴロツキや、酔っ払って宿の主人に絡む女などで一触即発の雰囲気が漂っています。面倒に巻き込まれる前にここを離れようとするゲラルトとヴェセミル。
しかし、宿の主人に暴力を振るい始めた女を止めようとしたことをきっかけに、ゴロツキとの乱闘に巻き込まれてしまいます。
相手は武器を手にしていたため、ゲラルトとヴェセミルも剣を抜きます。戦闘は簡単に片付きました。
とはいえ室内は血の海、ゴロツキたちの死体が散乱し、切断された首まで転がっている有様です。宿の主人はせめて外でやってくれと思ったことでしょう。
阿鼻叫喚状態の客たちはゲラルトたちを化物扱いし、ゲラルトたちが助けようとした宿屋の主人にまで出て行ってくれと言われてしまいます。
後味の悪さを引き摺りつつ宿を出ると、ニルフガード軍がゲラルトたちを出迎えました。
そして、なんとイェネファーが姿を表します。
イェネファー登場
イェネファーは、ウィッチャーが現れたという報告を聞いてここにやって来たようです。なぜニルフガード軍が一緒なのかというと、イェネファーはニルフガードの皇帝エムヒルと取引をしたのだとか。
そして皇帝エムヒルがゲラルトを呼んでいる、と告げられます。
ケィア・モルヘンに用があるというヴェセミルとはここで別れ、ゲラルトはイェネファーと共に、皇帝のいるヴィジマへ向かうことになりました。
しかし道中、不穏な冷気が……。ゲラルトたちはワイルドハントに襲われます。
同行していたニルフガード軍はやられてしまいましたが、ゲラルトとイェネファーは橋を落としてなんとか追撃を振り切りました。
なにがなにやら……。イェネファーは詳しい話はゲラルトが皇帝と謁見した後に話す、と言います。
占拠されたテメリアの都 ヴィジマ
ゲラルトは風呂に入り、体を洗われています。そしてヒゲと髪を整えさせられます。どうやら皇帝への謁見前に身なりを整えさせられているようです。
ヒゲを剃られている間、いくつかの質問に答えさせられます。3から始めたプレイヤーとしては何のことか全然わからないのですが、たぶん前作でどんな選択をしたかの整合性をとるための質問のようです。
よくわからないのでとりあえず人が死んでなさそうな選択肢を選んでおきます。
次に、皇帝への謁見に相応しい服に着替えろと命令されます。
その前に部屋を物色。高価そうな食べ物や食器をポケットに入れていきます。
従者はこちらをじっと見ていましたが特に咎められませんでした。
トップス、ボトムス、靴は3パターン用意されていましたが、マネキンから全部むしり取っても怒られませんでした。
上品な服に袖を通して紳士風になったゲラルト。
ついに皇帝エムヒルに謁見します。
謁見
従者にお辞儀をするように言われましたが……。
ゲラルトにお辞儀は似合わないので無視します。
皇帝は皆に下がるように言いつけ、ゲラルトと2人で対話することになりました。
ゲラルトは皇帝にタメ語で話しています。なんだかギスギスしている2人。2人は初対面では無いようですが、関係は良好とは言えないようです。
エムヒルは、ゲラルトに「娘を探して連れて来い」と言います。エルヒムの娘とは「シリラ」。ゲラルトの夢に出てきた「シリ」のことでしょうか。
「遠く」へ行っていたシリが戻ってきているのだそうです。
数多くの軍隊を持っているのに娘の捜索をゲラルトに頼む理由は、「娘がゲラルトを信頼しているから」。娘を探す理由は「国家のため」だそうです。肉親としての娘への思いを感じないのは、その思いを隠しているからなのか、情がないからなのか……。
とにかくゲラルトは報酬のためではなくシリのためにという思いで彼女を捜索することを約束します。
人物事典を見てみると、シリはゲラルトの養女として育ったものの実父は皇帝エムヒルであることが書いてありました。
イェネファーの目的
次にイェネファーと話をします。イェネファーが皇帝の元にいる理由は今のゲラルトと同じ。シリを探すという目的のためだそうです。
シリは今、ゲラルトが夢で見た時の少女の姿から成長し、大人の女性になっているようです。そしてシリはワイルドハントに追われているようです。
ワイルドハントがシリを追うのは彼女の力を利用するためだとか。詳しいことはイェネファーも知らないようです。
そしてワイルドハントはシリを探すイェネファーもターゲットにしていたようです。
イェネファーは、シリが現れた場所の情報をくれました。その場所とはヴェレンとノヴィグラド。先に手がかりが確実であるヴェレンの方へ行くことを勧められます。
会話のついでに、「なぜ今まで連絡をくれなかったのか」とイェネファーに訊ねるゲラルト。
どうやらゲラルトはトリスという人物と何かあったようです。ゲラルトはその時、記憶がなかったのだと語りますが……。
ともかくこれでゲラルトの目的もハッキリしました。イェネファーは出発前に大使と話して情報を得ておくことをゲラルトに薦めました。
イェネファーが言った通り、出発前に大使に詳しい話を聞いていきます。
大ざっぱにまとめると以下のような感じです。
戦局
ニルフガードはラドヴィッド率いるレダニアと戦っている。勝利目前と思われたが、ラドヴィッドが予想外の行動を取り、空前絶後の被害を受けた。
ヴェレンの状況
史上最悪の状況。村は焼かれ、畑は荒れ、民は限界まで飢えている。ニルフガードの統治もうまくいっていない。〈血まみれ男爵〉という異名を持つ元テメリア軍の下級士官だった男に統治を任せている。
ノヴィグラドの状況
自由都市ノヴィグラドの自由も終わりに近づいている。オクセンフルトにはラドヴィッド、ヴィジマにはエムヒルが控え、目と鼻の先にあるノヴィグラドの金と船を狙っている。街は一触即発の雰囲気。そんな中、宗教団体〈永遠の炎〉教団が人々の恐怖をうまく利用して活動している。
スケリッジの状況
スケリッジの一族は略奪を行うが、些細な影響しかない。族長を率いるブラン王は老いて力を失っている。
聞き慣れない土地名だらけで頭に入りにくいですが、とにかくニルフガードとレダニアが戦争をしていて各地は荒れ、混乱しているという感じみたいです。
さて、エムヒルの従者に装備を返してもらい、さっそくヴェレンに出発します。
次回へ続く……。