ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください
LOOP 69 粘菌とサウナ
前回、朝のアナウンスがなかったことに気付いた主人公。部屋を出ると、船の通路が得体の知れないものに侵食されていました。
ロビーから叫び声が聞こえたので向かってみると、下半身を侵食されたレムナンと沙明の姿が。沙明はレムナンはもうダメだ、放っておいて逃げろと言います。呻き声を上げるレムナンに背を向けて主人公と沙明は走ります。
道中、しげみちと出会いました。無事だったのかと声をかける沙明。しかし、しげみちは内側から侵食されていたのか、破裂したように見えました。画面が赤く染まってよく見えませんでしたが……。
メインコンソール室まで逃げるとステラがいました。船のセンサー類もやられてしまったようで、主人公、沙明、ステラ以外の生存者を確認することもできないようです。
あれは何かと聞いてみると、ステラは粘菌の一種と推察しているようです。そういえばコメットの粘菌と色や形が似ているような。あれは接触した生物を捕食して増殖する非常に危険な粘菌のようです。そう話しているうちにここにまで粘菌が押し寄せてきました。
3人はなんとか医務室に逃げ込みます。ステラは沙明と主人公にコールドスリープするよう指示します。2人がコールドスリープしている間に船内の空気を排出する、一切の空気がなければ粘菌も死滅する、ということらしいです。
ステラは、空気の再充填後2人が目覚められるよう設定しておくから安心するようにと言います。
でもステラはどうなるのかと聞くと、大丈夫だから心配するな、と。主人公と沙明は追い立てられるようにメディカルポッドに入ります。
沙明は、ステラに損な役をさせてしまった、と呟きます。ポッドの中から、沙明はステラに頼み事をします。空気を戻した後、主人公だけが目覚めるように設定して欲しい、と。沙明はグノーシアだったようです。
ここまで来て目覚めた後に台無しになるのは流石に無いだろ、と沙明は言いました。それを聞いて、ステラは沙明の頼みを受け入れました。
コールドスリープに入る前の冷たさを感じている沙明。……のはずが、なぜか熱がっています。
沙明が送られたコールドスリープ室にはジョナスがいました。なぜかジョナスは裸で、部屋は湯気で満たされています。
疑問しかない状況。ジョナスはことの経緯を話しはじめます。昨夜コールドスリープしたコメット。何かが起きたのはそのコメットをポッドから出してしばらく後のことだそうです。
待て、何でコメットをポッドから出したんだと問う沙明。ジョナスはそれを無視して話を進めます。コメットをポッドから出した後、ゲル状の生物が大量に噴出したそうです。どうやら粘菌は宿主のコメットが死亡したと勘違いした模様。襲いかかってきた粘菌から逃げたジョナスは、運良く空いていたポッドに逃げ込んだそう。
だから何でコメットを出したんだ、という問いを再び無視して話し続けるジョナス。ポッドの温度を上げたのは偶然か、天啓か。粘菌がポッドの表面から去っていったのだそう。
粘菌が熱を嫌うことに気付いたジョナスは、ポッドの温度を大幅に上げ、湯を沸かして室内を蒸気で満たしたのだとか。
コメットの粘菌がそんなに危険なものだったとは。そして騒動の元凶はジョナスでした。
呆れ果てた沙明は、もうコールドスリープするから起こすなよと言って眠りにつきました。
コメットの乗員データに「粘菌は宿主が死ぬと暴走して人間を襲う」という情報が追記されました。これでコメットの特記事項が全て埋まりました。
終了画面には「一体誰が悪かったのか、その答えもまた粘菌の海に沈んだのだ」という一文がありますが、誰が一番悪かったかといえば間違いなくジョナスだと思います。ジョナス初登場時のイベントといい、やっぱりジョナスには人間の凍った姿を愛でたがる癖があるようです。
LOOP 70 頑張らないセツ
今回もセツと情報交換するところから始まりました。そしてまた夕里子が、情報が欲しければ自分をコールドスリープさせてみろと言ってきたようです。今回はうまくいくでしょうか。
今度こそ頑張ろう、と言うセツですが、前回セツが張り切って夕里子を攻めすぎて失敗に終わった感はあります。
「頑張るな」を選択してみると、主人公、なかなか辛辣なことを言います。
この発言にはセツも戸惑ったようです。もしかして自分は足手まとい?役立たず?と自問しています。ちょっとかわいそうになってきました。でもセツは今回は大人しくする、主人公の思うようにやってみてと言ってくれました。
1日目の話し合いで「人間だと言え」と言ってみたところ、夕里子が宣言を中断させました。人間宣言を中断させた人はコールドスリープされやすいのでこれはチャンスです。
そして投票後、夕里子がコールドスリープの対象に決定しました。
セツと主人公はコールドスリープ室で夕里子に話を聞きます。
グノーシアのことを聞いてみると、夕里子はグノーシアが人間を消すのはなぜだと思うか質問してきました。これまでの経験から、グノーシアは人が憎いから消すのではなく、この宇宙から人を救い出しグノースの世界に送ろうとしているとわかっています。この認識は合っているようです。
夕里子は話を続けます。グノースに「触れられた」者はヴィジョンを得る。それは、強烈な、脳を変質させる程の、「神の声を聞く」とでも言うべきもの。グノーシアとは殉教者であり、グノースより天啓を得て人間を救うために自らの命を捧げる者たちだそうです。
セツがグノースとは何者なのかと訊ねると、LeViが空間転移の時間を知らせるアナウンスが流れました。時間切れのようです。セツは悔しそうな様子。
夕里子はこのままでは哀れね、と言って最後にひとつ助言をくれました。グノースが何者なのか、夕里子は知っている。ではなぜ夕里子はそれを知っているのか。それを考えてみるといい。そう言って夕里子はコールドスリープしました。
思ったような情報は得られませんでしたが、セツは一歩か半歩か、とりあえず前には進んだ、と自分を励ましているようです。夕里子の乗員データに「異星体グノースの正体を知っている」という情報が追記されました。
今回は2日目にコールドスリープされて終了しました。
LOOP 71 土下座
1日目の話し合いが行われ、投票で沙明が選ばれました。いつも通りコールドスリープが行われると思いきや、沙明がだったら俺にも考えがあると言い出しました。
!?
沙明がいきなり土下座をしました。鬼気迫る土下座です。いつも気怠そうな沙明がこんなにビシッとしている姿は初めて見ました。
みんな若干引いている気がしましたが、なんと話し合いの結果、今回だけは沙明のコールドスリープが見送られることになりました。
自由時間、沙明に話を聞きに行きました。沙明は「頭下げるだけで助かるんならいくらでも下げてやるっつーの」とご機嫌です。
すると「最低だ」と「土下座を教えて」というふたつの選択肢が。これはものにするしかない。
沙明に引くと言われるのはシャクですが、これでコールドスリープを逃れられるのならやるしかない。沙明もホンモノの土下座を教えると言ってくれました。
「土下座ってのはな、相手に『こんなクズ相手にしてらんねーわ』って思わせたら勝ちなんだよ。もっと嘘臭く、もっと卑屈にだ!」
心に響く名言です。土下座の真髄を知りました。沙明を師と呼びたい。
スキル「土下座する」を取得しました。コールドスリープを逃れようとしますが、失敗も多いです。「ステルス」が35必要です。
沙明の乗員データに「とにかく生きのびるためなら何でもする」という情報が追記されました。これで沙明の特記事項が全て埋まりました。
4日目、全てのグノーシアがコールドスリープしました。するとオトメがおめでとう、と言って走り去っていきます。
オトメを追いかけると、コールドスリープ室でポッドに入ろうとしているところでした。オトメは自分がバグであることに気付いて、自らコールドスリープしようとしていたようです。
宇宙を消したいと思いたくないのに思ってしまう、そんなバグの性(さが)にオトメは苦しんでいたようです。それでも、みんなが消えちゃうのはイヤだ、という思いでポッドに入る決意をしたようです。
眠りにつく前、オトメは人間になりたかったと語りました。そんなことは無理だと思っていても、ステラやククルシカのように、せめて見た目だけでも人間になれれば、と。
最後にオトメは大好きなみんな、さよなら、と言って眠りにつきました。オトメの乗員データに「人間になりたいと願っている」という情報が追記されました。
LOOP 72 映画鑑賞
今回はセツと対話しているところから始まりました。セツはこのループが終わることなんて本当にあるんだろうか、ずいぶん歳をとってしまったような気がする、と呟きます。セツはかなり疲れてきているようです。
ここで「一緒に頑張ろう」「一緒に遊ぼう」という選択肢が出ました。セツはいつも真面目に頑張りすぎな気がします。なので「一緒に遊ぼう」を選びました。
主人公は戸惑うセツの手を引っ張って部屋から連れ出しました。主人公が考えた息抜きの候補は「釣り」と「映画」。ゆっくりできそうな映画を選びました。
セツは話し合いを勝手に抜けるわけにはいかない、と言っていましたが最終的に折れたようです。展望ラウンジで一緒に映画を観ることになりました。
映画に馴染みのないセツは、この映画が面白いのかどうかがよくわからないようです。するとしげみちが面白いに決まってんだろ、と主張します。いつの間にかしげみちも隣で鑑賞していたようです。
するとしげみちは何でお前ら手を握ってないんだよ、と言い出しました。映画を観るときは隣同士で手を繋ぐのがエチケットだ、と主張するしげみち。
主人公は右手をセツ、左手をしげみちと握り合って映画を観ました。しげみちはクライマックスに向けて興奮していますがセツは寝息を立てて寝入ってしまったようです。
映画を見終えた後、しげみちはこの日の話し合いの結論を教えてくれました。セツと主人公はコールドスリープされることに決定したようです。しげみちは映画が終わるまで待ってくれていたようです。セツと主人公はしげみちの優しさに感謝しました。
セツは主人公にも感謝してくれました。久しぶりにゆっくりできたようです。
セツは、もしこの先ループを抜けられるとしたら、と語り出しました。その時は、この船の皆にも救われて欲しい。誰も苦しまずに済む形でループを終わらせたい。今日、そう思ったそうです。セツの乗員データに「できる限り全員を救いたいと願っている」という情報が追記されました。
LOOP 74 哀しむスキル
1日目の自由時間、展望ラウンジに行くとククルシカとコメットがいました。嘘をついていると責め立てるコメットに対して、ククルシカは目一杯悲しそうな顔を見せつけます。
思わずコメットが怯むと、なにやら邪悪な反応を見せるククルシカ。
コメットはククルシカにデブリチョコを食べられてしまったようです。とりあえずほっこりするオチでよかった。
スキル「哀しむ」を取得しました。疑われた時に同情をひいて、皆にかばって貰いやすくします。「かわいげ」の能力値が25必要です。
今回、主人公はグノーシアでした。6日目にグノーシアの勝利で終了しました。
LOOP 76 人工皮膚
5日目の話し合い後、ロビーに行くとセツ、シピ、しげみちがいました。セツが猫はかわいいと言ったことでシピは喜んでいるようです。
しげみちは、シピの異常なほどの猫好きはどこからきたのかとたずねます。シピは子供の頃、よく近所の野良猫と遊んでいたそうです。人間より猫のほうが身近で、自分はなんで猫じゃないんだと思っていたとか。
それを聞いて、しげみちはシピに猫の星の出身か、と聞きます。そうではなく、シピは普通の星の出身だそう。セツの説明によると、惑星タラには自分たちの遺伝子を改変して、瞳と耳の形状を変化させた猫人がいるそうです。
しげみちは、そういうのは好かん、ご先祖からもらった身体は大事にせんと、と言います。主人公がそういうしげみちはどうなんだ、と突っ込むと、しげみちは自分の身体について話しはじめました。
しげみちは昔事故に巻き込まれて人工皮膚になったようです。宇宙大好き少年だったしげみちのために、しげみちの父親が特注の人工皮膚を作ってくれたとか。
シピは「子供の頃から猫に囲まれて育った」、しげみちは「事故で傷んだ全身を人工皮膚で覆っている」という乗員データが更新しました。これでシピの特記事項が全て埋まりました。
今回は6日目にコールドスリープされて終了しました。
LOOP 77 ステラの不安
1日目の自由時間にラボに行くと、ステラと会話が発生しました。
ステラは不安を感じているらしく、主人公に何かを伝えようとしているようです。
次回へ続く……。