メイロのゲームパノラマ

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レビュー『Lacuna』捜査官ニールの選択が物語を変える、SF世界が舞台の2Dアドベンチャーゲーム

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このページではSwitch版『Lacuna』のレビュー、感想を記述しています。

 

 

「Lacuna」

 

概要

 

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『Lacuna』

 

「Lacuna」ピクセルアート(ドット絵)の2Dアドベンチャーゲームです。SFの世界捜査官である主人公が事件に挑むストーリーで、物語の中で重要な選択に迫られることも。

 

良かった点

 

選択を迫られるおもしろさ

 

Lacunaの何が一番面白かったかと聞かれた時の答えはこれに尽きます。

 

ゲームの前半はそれほど悩む選択肢は出てきませんが、後半になるにつれて緊張感のある重い選択を迫られることになります。どちらかを選んだらどちらかを失うどちらを選んでも善ではないという感じの選択もあり、かなり悩まされることもありました。

 

サクサク進められる

 

意図的に詰みにくく作ってあるゲームだと思います。

 

システムや操作性もシンプルです。アドベンチャーゲームにおいて「移動」「調べる」要素は重要だと思うのですが、その点において以下の理由からサクサク進めるようになっています。

 

  • メニュー画面に次の行動目標が表示されている
  • マップを移動する際、プレイヤーが行き先を選択することはなく、電車に乗るだけで次の目的地に到着する
  • ハイライト機能で調べるべきものが強調して表示される
  • 調べるべきモノや人物がわかりやすい範囲内にまとまって配置されている

 

そのため、アドベンチャーゲームにありがちな「次にどこに行ったらいいのかわからない」「何を見逃しているのかわからない」という状況に陥ることはほぼないと思います。

 

翻訳がしっかりしている

 

テキスト中心で進むゲームなので翻訳は大事なところです。

 

会話、地の文、システムまわりのテキストなどしっかり翻訳されていて、違和感なく読み進めることができました。強いて言えば、違和感のある単語が2個ぐらいありましたが、問題はないと思います。

 

気になるかもしれない点

 

ボリューム

 

プレイ時間は5時間程度と短めですが、「これ以上続くとダレてくるかな」と思い始めたあたりでちょうどエンディングとなったので、ストーリーの長さはちょうどいいかなと感じました。

 

選択肢次第で展開が変わるので、意欲があれば2周目を楽しむこともできると思います。とはいえ1周目のエンディングで満足する可能性もありますし、やり込み要素もないので、プレイ時間が短いのは嫌だという方はご注意ください。

 

探索する楽しみは少なめ

 

前述したように、このゲームではマップ間の移動は自動、ヒントとなるモノや人物もまとまった場所に配置されています。また、自由に移動できる範囲もさほど広くありません。そのため、あちこち探索してヒントを探したり、人に話しかけたりといった楽しみは少なくなっています

 

謎解きの手ごたえ

 

謎解き要素に関しては、この手のアドベンチャーゲームの中では簡単なほうだと思います。推理が好きな方は少し物足りないと感じるかもしれません。

 

オートセーブ

 

Lacunaではセーブが自動で行われます。オートセーブでセーブデータが上書きされた場合、以前のセーブデータをロードすることはできません。そのため、仮に選択肢をやり直したいなと思ってもその選択肢の前に戻ることはできません。後戻りせず選んだ道を進むしかないという緊張感が個人的には好きだったのですが、その好みは人によるかなと思います。

 

おすすめできる人、おすすめしない人

 

サクサク楽しみたい
アドベンチャーゲームが好き
選択肢で展開が変わる要素が好き
○ 後戻りできない緊張感のあるプレイもアリ
ピクセルアート(ドット絵)、2Dゲームが好き
FBI警察関係クライム犯罪系の推理作品が好き

 

△ 手応えのある謎解きを楽しみたい

 

✕ 数十時間は楽しみたい
✕ やり込み要素を求めている
✕ オートセーブで戻れなくなるのは苦手

 

個人的には楽しめた!けど値段相応かはその人次第

 

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サクサク進行でテンポが良く、緊張感もあり、一本の映画を見るような感覚で没頭できたゲームです。良くも悪くもあっさりとしていました。

 

値段相応と見るかどうかは人によると思います。コストパフォーマンスが気になる方はセールを待ってみるのもアリだと思います。