ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください
LOOP 109 不整合
前回のループでラキオが語った話をセツに聞いてもらいます。
主人公が消されていたという記憶はセツにもないようです。しかし、その記憶自体が間違っている可能性がある……。
LeViに調査できるか聞いてみると、「主人公が消された事実はないが、若干の不整合が見られる」という答えが返ってきました。
「グノーシアの汚染確認プロセスで一部のログが消去されている」と話すLeVi。ループ始点の前日に何者かがグノーシアに消されている可能性がないとは言えないようです。
セツはこの事について調べてくれるそうです。主人公はいつも通り話し合いに集中するように言われました。
LOOP 111 レムナンの過去
話し合いでレムナンに協力を求めるSQ。しかし、レムナンはいつもと違う調子で激しく拒絶します。
自由時間、レムナンとラキオが話をしていました。レムナンはいつにも増して怯えた様子。レムナンはSQのことを恐れているようです。
SQはレムナンの昔の知り合いに似ていて、その人物を思い出すのでできれば関わりたくないのだとか。レムナンいわく、その人物は「この世の悪そのもの」みたいな最悪の存在らしいです。
そういえば、以前「SQとレムナンは昔からの知り合いである」という情報を入手していました。今回、あの謎の真相に迫れそうです。
そんなに気になるなら僕がSQを潰してあげてもいいんだけど、と提案するラキオ。しかしレムナンは、自分が勝手にSQを気にしているだけだから……と言って遠慮します。
部屋を出た後でラキオに話しかけられました。レムナンはああ言っていたけどやはりSQをコールドスリープさせよう、と。
相変わらず強引ですが、これはレムナンへの思いやりでもあるのかもしれません。
実は今回主人公はグノーシアでSQは仲間なのですが、情報収集のためなのでどうにかコールドスリープさせたいところ。
5日目の話し合いでようやくSQのコールドスリープが決定しました。するとSQは冗談を言うような口振りで「レムナンだけは信じてくれると思ったのにな」と言います。
どうしてと問うレムナンに「だってレムナン、SQちゃんのパパだもん」と告げるSQ。
言葉を失うレムナン。心当たりあるでしょ?レムにゃん?とSQは微笑みます。
怯えてまともに声も出せないレムナンに、お休み、と告げてSQはコールドスリープされました。
その後レムナンの部屋へ行ってみると……。レムナンは、僕がしてきた事は無駄でしたと語ります。
レムナンは、ある人の愛玩動物としてずっと飼われていたそうです。管理首輪を着けられて、自分の体も自分の意思では動かせない、酷い毎日……。
レムナンは深宇宙の果てまで必死で逃げたそうです。どんなに遠くに逃げても、何十年隠れていても、あの人は追ってくるんだ、と声を荒げるレムナン。
娘なんて知らない、あの人が僕を追うため、僕を苦しませるために勝手に作ったんだ。また僕を弄んで、蔑んで、もう嫌だ、とレムナンは叫びます。
その後、レムナンは行方不明になりました。
レムナンは「昔、SQの親の愛玩物だった」、SQは「レムナンの娘?」という情報がそれぞれの乗員データに追加されました。
かなりハードな事実が明らかになりました。レムナンはSQの親に愛玩動物として飼われていた。そしてSQの親はレムナンの同意なしにレムナンの娘を作った。
それがレムナンを苦しませるためのハッタリなのか、本当にレムナンが子供を作らされたのか、あるいはSQの親がレムナンの遺伝子を勝手に奪って行ったことなのか、何が真実なのかはわかりませんが……。
LOOP 112 二人で生き残る
3日目の話し合い後、SQに「聞きたいことがある」と言われます。
SQは単刀直入に「主人公はグノーシア?」と聞いてきます。実は今回、主人公はグノーシアでした。
素直にグノーシアだと答えると、さすがに驚いた様子のSQ。と言いつつも、実はSQは主人公が話し合いで嘘を言っている事に気付いていたようです。
そんな主人公に、SQは取引を持ちかけます。SQは主人公がグノーシアだと言わない、話し合いでもできるだけかばう、そのかわりに主人公はSQを見逃す。
SQの真意はわかりませんがこの提案を受け入れる事にしました。
次の日の夜。
主人公の顔を、SQはまじまじと眺めます。主人公はグノーシア。でもヤバい奴には感じない、とSQは言います。
SQは、主人公と遊んでいるだけで楽しい、主人公がグノーシアでも何でも別にいいのに、と言います。どうせならこの船に主人公と二人っきりだったらいいのにな、と呟くSQ。
主人公は、二人きりになろう、と言います。
SQは驚きながらもその提案を受け入れました。SQは人間の仲間を、主人公はグノーシアの仲間を裏切って二人だけ残る。
そんなの、自分勝手でワガママで……ステキだよねとSQは言います。
そして8日目。SQと共に生き残ることができました。
SQはこれからどうしたい?グノーシア的に、SQちゃんも消しちゃう?と聞いてきます。
「ループしちゃう」と正直に答えて、主人公がループを繰り返していることをSQに説明します。
SQは話を信じてくれたようで、グノーシアになったSQは自分で言うのもなんだけど手強そうだと言います。
主人公は、SQの父親がレムナンだと聞いたのだが、とSQにたずねます。今のSQにはそんな覚えはないようで、さすがにそんな嘘はつかないと思うけど……と考え込んでいます。
すると、SQは「ループによって誰がグノーシアかが違うということは、過去がちょっとずつ違っているのかも」「主人公が会ったSQはSQじゃないのかも」と言い出します。
「ちょっとヘヴィなハナシなんだけど……」と言ってSQは自分の過去を語り始めました。
SQはもともと「ママ」の人格の受け皿として生まれた。ママが若返るための新しいボディ。511番目のスペアだから、Aからの連番で「SQ」。生まれた時から培養ポッドにいた。しかし、ママの人格を移植したとき、なぜかスペアの方に意識が芽生えた。ママの移植は失敗。スペアの中には生まれたての意識と、バラバラになったママの記憶のかけらが残り、それをつなぎ合わせてできたのが、今のSQである……。
主人公が経験してきたループの中では、ママの移植が成功していることもあるかもしれない、とSQは言います。
SQはママの人格の時のSQには気を付けて、と言います。彼女の中に残っているママの記憶は、ゴア表現がキツいシーンが多いのだとか。
これからループをする主人公にSQは忠告してくれました。SQは天性の嘘つき。SQちゃんみたいな、嘘つきに……もう、引っかかっちゃダメだよ?と。
主人公が優しく抱きしめると、SQは取り乱します。主人公はもうすぐいなくなるのに。嫌だ、一緒にいてよ、と泣き出すSQ。
主人公の名前を呼び続けた後、泣き止んだSQはひとつだけお願いがある、と言います。
それは、ループしてもこの宇宙のSQのことを忘れないで欲しい、ということ。
大好き、と伝えてくれたSQを見送るようにして、終了画面に移行しました。
SQの乗員データに「母親から人格移植される際、事故で生まれた」という項目が追加されました。これでSQの特記事項が全て埋まりました。
SQに行かないで、と泣かれてちょっとうるっときてしまいました。そして、いつものSQとかなりブラックなSQが存在する理由がやっとわかりました。レムナンを愛玩動物として飼っていた邪悪なSQと、嘘つきだけど憎めないSQが違う人格で良かった……。
LOOP 113 レムナンと機械
自由時間にレムナンのところへ行くと、「話し合いの時にかばってくれて、ありがとうございました」とお礼を言われました。そういえばレムナンを弁護するような発言をしたような気がします。
でもどうして僕なんかを気にかけてくれるんですか?と聞かれ、主人公は信用しているからと答えます。
レムナンはどうしてだろう……と不思議がっている様子。でもこんな状況で信じてもらえるのは嬉しい、僕もあなたを信じたいと思います、と言ってくれました。
次の夜。再びレムナンのところへ行くと、またここで会いましたね、と珍しく笑顔で迎えてくれました。
もしかして主人公も機械が好きなのかと聞かれます。機械が好きだからじゃなくてイベントマークがついていたからだよ、というのが本音ですが、機会が好きだと答えてみます。
「三度の飯より機械が好きだ」、と明らかに話を盛って答える主人公。
レムナンは顔を綻ばせて喜んでくれました。こういうところがSQママの加虐性を煽るのかも……。
レムナンは機械マニアみたいです。機械について語るときだけは妙に饒舌です。
レムナンは深宇宙の往還探査船で50年以上機械をいじっていたようです。コールドスリープして、目覚めたら計器類をチェックする。それを繰り返す仕事で、体感時間では4年程だったそうです。
あの頃はとても楽しかった、と語るレムナン。レムナンにも楽しい時期があったのなら良かった……。例のレムナン絶望の行方不明事件以降、なんかいたたまれない目で見てしまいます。
レムナンの乗員データに「深宇宙の往還船で50年以上働いていた」という項目が追加されました。これでレムナンの特記事項が全て埋まりました。
今回は人間側で生き残りました。
ジョナスはコールドスリープしたステラのことを語り出します。ステラは長くジョナスに仕えていたが、考えてみればジョナスはステラのことをほとんど知らなかった。否、知りたいと思うことすら無かった。どこか人間的な魅力に欠ける女だった……。
ステラを失ってもさして悔やんでいない、むしろ晴れ晴れとしているとまで言うジョナス。完全に言い過ぎです。
LeViも怒っています。
翌日、全裸で凍死しているジョナスが発見されました。
LeViもやってしまうことがあるようです。今回ステラがグノーシア化していたのでLeViもちょっと凶暴になっていたのかもしれません。でも長年仕えていたジョナスにあんなことを言われたらやってしまいたくなるのも仕方ないのかも。
LOOP 114 極端な条件
今回は人間側の勝利でした。セツも一緒に生き残っています。
ちなみに調査の方は進んでいないそうです。主人公が初日に消えたという話はグノーシア汚染者ですら覚えていない模様。
セツはおそらく普通のループでは駄目だと言います。何か極端な条件で──セツがそう言いかけたところで終了画面に移行してしまいました。
Day 0 グノーシア不在
いつものように初期条件設定でイベントサーチを押そうとすると「『銀の鍵』に問題が生じました。情報を探知できません」という表示が。
手動で設定を行おうとすると、グノーシアの人数で「0体」を選べる事に気付きました。以前最少の数を試した時は「1体」までしか選べなかったはずなのですが。これがセツの言っていた極端な条件なのでしょうか。
乗員15人、グノーシア0体でスタートしてみると……(グノーシアが存在しないため、という注意書きが表示され、バグは自動的に「不在」に設定されました)。
ここは、グノースの手が及んでいない宇宙。船内に汚染者が一人もいない、恐らく唯一の宇宙。
セツもここに辿り着いていました。なぜか、このループはいつもの開始時点より1日早いようです。
乗員の皆は食堂に集まっていました。セツの姿を見るとみんな口々にお礼を言います。ルゥアンでセツが誘導してくれなかったらみんな消されていた、と。
すると、主人公は「怪我は大丈夫?」と聞かれます。主人公は結構な大怪我をしていたらしいです。
みんなはそれを覚えているようですが、主人公とセツにはその記憶はありません。
今までのループと違うことが多いですが、今まで騙しあってきたみんなが平和に仲良く過ごしていることが一番不思議な感じです。
次にメインコンソールに行ってみます。すると、ラキオとジョナスが船の航路のことで言い合っていました。
ジョナスの言い分はこうです。我々はグノーシア汚染によって壊滅したルゥアン星系から逃れてきた避難民。おそらく他に生存者はいない。従って我々にはルゥアンの現状をしかるべき機関に連絡する義務がある。ここから近いオウダン軍基地に向かうべきだ。
珍しくまともなことを言うジョナス。しかしラキオは軍と関わったら報告だの検査だのどれだけ拘束されるかわからない、と言って拒否しています。
判断は軍人のセツに委ねられました。セツはルゥアンに関する報告は私がしておくから基地に立ち寄る必要はないだろう、と言います。
レムナンはそれを聞いてホッとしたようです「もし基地に行ったら僕はまたあの人に……。だからラキオさんは僕のことを心配してくれて」とレムナンは言います。
レムナンはラキオを信頼しているようです。ラキオも実はレムナンのことを気遣っていたようです。
するとオトメがグリーゼに向かうなら惑星ナダで降ろしてもらえるとうれしい、とジョナスに頼みます。ジョナスはそれを快諾します。
オトメはククルシカをナダに誘います。ククルシカはオトメと一緒に行くのでしょうか。
彼らの様子を見ていたセツは「これから、か」とつぶやきます。
未来は、あるんだね。私には手が届かないものだから忘れていたよ、と苦笑するセツ。
セツは、グノーシア汚染者のいないこの世界でループを止めたい、と言います。主人公もきっと同じ気持ちです。この世界だったら、未来がある……。
しかし、突然現れた夕里子が主人公に向かって言います。
「お前には未来など無い」
なぜなら主人公はこの宇宙にあってはならない存在だから、と……。
次回へ続く……。