ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください
ニルフガードの諜報員
前回、ニルフガード皇帝エムヒルに謁見し「娘のシリラを探せ」と命令されたゲラルト。
シリが現れたという情報のあるヴェレンにやって来ました。
まずはシリの調査をしているニルフガード諜報員のヘンドリックに会いに行きます。
葬送の炎
ヘンドリックが待つ宿屋に向かう途中、道端で祈りを捧げている人物に声をかけられました。その人物は〈永遠の炎〉の司祭でした。ウィッチャー向けの依頼があるようです。
依頼の内容は、戦場跡の兵士の遺体を燃やして欲しいというものでした。燃やさず放置されていると屍鬼が群がってきてしまうようです。報酬は支払うとのことなので承諾しました。
なんか司祭のわりには言っていることが適当で胡散臭かったのが気になりますが……。
3ヶ所の戦場を巡り、屍鬼を倒しつつ遺体を燃やしていきます。すると最後の場所にはまだ生きている人がいました。
彼は〈永遠の炎〉の司祭とフィスティックの取引をしていたそうなのですが、後ろ暗い取引の口封じのためかこんな場所に放置して屍鬼に殺させようとしたようです。フィスティックというのは文脈から察するに違法の薬物かなにかでしょうか。
司祭の所に戻りさっきの男の話をすると、司祭は「そのネタは買い取ろう」と言ってきました。ゲラルトは賄賂を受け取るか、受け取らないかの2択の選択を迫られす。
金を受け取ることにしました。聖職者の皮を被った悪人との約束を守る必要はないので、受け取った上でこの話を言いふらせばいいと思います。なんにしても〈永遠の炎〉教団の胡散臭さを早くも見せつけられた感じです。
十字路の宿屋
ヘンドリックがいるはずの十字路の宿屋にやってきました。
店主に話を聞こうとすると、柄の悪い兵士が現れ、ゲラルトに絡んできます。
無難な選択肢を選んでその場はおさまりました。
しかしゲラルトに向かってまだ「死体の匂いがするから近づくな」とかゴチャゴチャ言っていたのでちょっと焦がしてやろうと思ってイグニを放ってみたら本当に戦闘になってしまいました。
酒場に散乱する死体。怯える村人たち。戦闘が終わった後のこの気まずまさ……。完全にデジャヴです。
店主はなんてことをしてくれたんだと頭を抱えていました。ゲラルトが倒した兵士は男爵の部下だったようです。
店を追い出されるかと思いましたが、店主はこのあと意外にも普通に話をしてくれました。ヘンドリックはヘザートンにいるそうです。
ついでに話を聞くと以下のような話も聞けました。
〈血まみれ男爵〉の名前の由来
まだ男爵が軍にいた頃、〈黒の軍団〉が染色工場に立てこもった。男爵が工場に侵攻すると相手は降伏してほとんどが生け捕りになった。その時、誰かが染料の桶をひっくり返して川が赤く染まった。人々は男爵が捕虜を惨殺したのだと思い込み、それから〈血まみれ男爵〉の呼び名が付いた。ただし男爵はその出来事の1週間前に騎兵大隊を皆殺しにしているので、それほど名前とそぐわない人というわけではない模様。
〈血まみれ男爵〉について
テメリア人だが別の地域出身。敗残兵を連れてここにやって来た。そして前の領主の城を乗っ取り、クロウパーチの主となった。
ヘザートン
ヘザートンの村に着くと、そこは異様な空気に包まれていました。周囲の気候は穏やかなのに、この村だけ冷気に覆われ、冬のような景色になっています。
唯一の生存者だと言う男に話を聞くと、ヘンドリックは襲撃者に囚われ、拷問にかけられた上で殺されたようです。
そして村の様子や生存者の話を聞く限り、襲撃者の正体はワイルドハントだろうと察しがつきました。
村を探索するとヘンドリックの家を発見しました。ヘンドリックは中で亡骸となっていました。地下の隠し部屋を見つけたゲラルトは中を探ります。
すると、ヘンドリックの手記が見つかりました。そこにはシリがクロウパーチで男爵と接触したこと、そして魔女と接触したことが記されていました。シリの情報を得ていることがワイルドハントに知られてしまったため、ヘンドリックは殺されたようです。
魔女のことはよくわからないのでまずはクロウパーチの男爵に話を聞いてみることにします。
決闘の誓い
クロウパーチへ向かう途中、変な男に決闘を挑まれました。なんかよくわかりませんが100人の騎士と決闘するという誓いを立てたようです。ちなみにゲラルトが1人目らしいです。
仕方なく剣を取り、ある程度体力が減ったところで男は降参し、去っていきました。なんだったんだ……。
クロウパーチ
クロウパーチに到着すると、人々は家に逃げ込み、男爵の部下はゲラルトを襲ってきました。どうやら十字路の宿屋で男爵の部下を斬ったことがバレているようです。
しかも堅牢な門を閉ざされ、先に進むことができません。仕方なく、唯一ゲラルトから逃げなかった老人に話を聞いてみます。
お金を渡すと、老人は門を通らずに町の中に入る抜け道の存在を教えてくれました。なぜ助けてくれるのかとゲラルトが訊ねると、老人は十字路の宿屋の主人は義理の兄弟なのだと言いました。
どうやらゲラルトは男爵の部下を殺したくて殺したわけではないと知っていたみたいです。こっちからイグニを放ったのは事実だけどちょっと焦がそうと思っただけなんです。殺しちゃったのは正当防衛的なアレです。
町をぐるっと囲んでいる堀の外に、老人の言っていた祠がありました。そこから堀の中に潜ってみると、洞窟のような道が繋がっていました。岩を登っていくと、長いハシゴを発見します。ハシゴを登ると……。
町の中に入れたようです。ゲラルトはついに男爵と対面しました。
男爵は手下を殺したゲラルトに刑を科すつもりだったようですが、利用価値があると思い直したようです。確かに、罪人として取っ捕まってもおかしくないのによくゲラルトは男爵に会いに行ったなと今更ながらに思いました。
とりあえずゲラルトと男爵はウォッカで乾杯することになりました。男爵は想像していたよりおしゃべりでユーモアがある人のようです。
そして男爵はゲラルトが訪れた理由を察していました。シリのためにここに来たのだろう、と。
ゲラルトがシリはここにいたのかと聞くと、男爵は、ある日ボロボロになったシリがここに駆け込んできたのだと話し始めました。
シリ編 狼の王
男爵が話を始めると、シリを操作できるパートに入りました。シリに何があったのかこうやって回想できるようです。
森の中で敵に追われて怪我を負ったシリは、狼に襲われそうになっている少女と出会います。彼女の名前はグレツカ。
なぜ子供がひとりでこんなところにいるのか疑問に思ったシリ。グレツカは、父親に〈ごちそうの道〉へと送られたのだと言います。話を聞いてみると、家族が多すぎて食い詰めた両親は、グレツカを森に捨てたようです。グレツカ自身はそれを理解していないようでしたが……。
シリとグレツカは一緒にこの森を脱出することにしました。ここら辺は狼の棲家らしく、たびたび狼に襲われます。
道中、惨殺された男の死体を発見します。ゲラルトが調査をする時にそうするように、じっくり死体を観察するシリ。
どうやら男は人狼に殺されたようです。
グレツカと共に先へ進むと、人狼に襲われそうになっている男がいました。シリは人狼と対峙します。
無事、人狼を倒したシリ。男に包帯や蒸留酒を待っていないか訊ねると、領主のところへ行くようにすすめられました。
男爵はシリとグレツカに食べ物を与え、風呂と寝床まで用意してくれたようです。
家庭の事情
しかし、男爵が話してくれたのはそこまででした。これ以上先の話を聞きたければ交換条件だ、と言います。
男爵は行方不明になった妻と娘を探して欲しいと言ってきました。彼の妻アンナと娘のタマラは、ある夜どこかへ消えてしまったそうです。
そんなことをしている間にシリとの距離が遠くなってしまいそうですが、しかたなく交換条件をのむことにしました。
ちなみにグレツカは今もここに居て、台所の仕事を手伝いながら暮らしているようです。シリから彼女の両親がしたことを聞いた男爵は、グレツカを両親の元に帰らせるのは良くないと思ったようです。男爵は乱暴な面もありそうですが意外と優しい一面もあるみたいです。
ゲラルトは少しでも情報を得るため、男爵に妻と娘の部屋を見せて欲しいと頼みます。彼は他人に家族の部屋を触られることを嫌がっていましたが、しぶしぶ許可してくれました。
妻の部屋を調べると、争った形跡、溢れたワインの跡、謎の魔除けを発見しました。男爵と話してみると、魔除けは地元の祈祷師と関係があるらしいことがわかりました。
ゲラルトはその祈祷師に話を聞きにいくことにします。
妻の部屋を調べるだけで話は進みましたが、ついでに娘の部屋を調べると手紙や祭壇が見つかりました。祭壇に添えられた祈りの手記には〈永遠の炎〉の文字が。そして母の健康を守り父を罰するようにという祈りが記してありました。これを書いたのは男爵の娘、タマラなのでしょうか。
シリの部屋
ここを去る前に、シリが使っていた客室を調べます。すると、シリが慌てて出て行った形跡が窺えました。
そして厨房にいたグレツカにも話を聞きました。シリの行き先はわからないけれど、友達を助けると言って出て行ったそうです。
祈祷師の家
祈祷師の家の前に行くと兵士たちが集まっていました。彼らは男爵の部下のようです。祈祷師の言う通りにした仲間の体調がおかしくなってしまったため、復讐にやってきたようです。
なんとか穏便に済ませようと思ったのですが、十字路の宿屋で男爵の部下を倒したことがバレていて、問答無用で戦闘になってしまいました。もうどこへ行ってもウィッチャー=男爵の部下殺しだと思われています。まあ事実なんですが……。
戦闘が終わり邪魔者はいなくなりましたが、また無駄に殺生を重ねてしまいました。気を取り直して祈祷師と話をします。
次回へ続く……。